日本人メジャーリーガー、投手編|石井一久





コントロールに難がありながらも、逆にそれを活かし、
日本球界屈指の奪三振王であった、ヤクルトの石井一久投手が、
ポスティングシステムを利用して、ロサンゼルス・ドジャースに、
移籍したのは、2002年オフのこと。


当時のドジャースには、野茂英雄投手も戻っていた。


いい影響もあったのか、石井投手はメジャーデビューから、
6連勝、1つの負けを挟んで、さらに、4連勝と、
破竹の勢いで、勝ち星を積み重ねていった。


しかし、メジャーリーガー達が、そうやすやすと、
新人投手を活躍させるはずもなく、6月以降は失速し、
9月には頭部に打球を、受けそのまま復帰することはなかった。


メジャーで活躍するには、技術や体力もさることながら、
実力をきちんと出すことのできる、強靭なメンタルが、
何よりも大事と言われている。


ピッチャーとしてのスケール感で言えば、
野茂にもひけを取らないものがあった、石井投手だが、
必ずしも、メジャーで成功したとは言い難い。


もう少しコントロールが良く、シーズン後半の大事な時期に、
勝利投手になれる運があれば、正当な評価を、
受けることができたのではないだろうか。


結局、石井投手がメジャーで活動したのは、わずか4年だった。


ヤクルトに復帰した後、西武に移籍。


西武では、若い投手陣の良き相談役となって、2008年の優勝に貢献した。


その独特な感性が評価され、引退後は、吉本興業に入社と、
野球選手としては、異色の存在であるが、持ちえた能力をフルに生かし、
もう少し長く、メジャーリーグでの活躍ができなかったかと、
惜しまれる選手の一人である。




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